拉致議連事務局長、北村経夫参議院議員が共同声明に賛同。当会は500議席を目指す。

 拉致議連(北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟)の事務局長の、北村経夫参議院議員に直接お会いし要望を行いました。併せて、当会の”拉致被害者救出のため強い覚悟をもってブルーリボンバッジを着用する共同声明”に目の前で直接サインして頂きました。

(写真 右より北村経夫参議院議員、会長の小坪慎也、大阪拉致議連事務局長の西村ひかる大阪府議)

 以下、要望内容や協議結果についてご報告いたします。

 

 

共同声明を始めた理由について報告

 発端にはブルーリボン訴訟があったことは事実です。これは裁判官が、(傍聴に訪れた方に対し)建物内に入る際にブルーリボンバッジを外すよう命じたことに対して起こされた裁判でした。

 当会でも概略のまとめ記事を出しており、また現場は大阪地裁堺支部なのですが、堺市議からのレポートはこちらになります。

 保守層からは「何かできないか?」という声が沸き起こり、署名活動の計画がなされました。その派生として、地方議員の署名もどうだろうかという話になったのです。形としては、司法にみだりに立ち入ることは控えるべきとの考えから「私はブルーリボンバッジを着用します」という共同声明の形に落ち着きました。

 ものが国賠訴訟ゆえに、議員は賛同しにくいだろうという思いもありました。当然、家族会は巻き込めません。よって救う会の名を使うことも控えるべきとの考えがあり、拉致議連ではなく小規模な当会が発祥したという次第です。じつは歴史は浅く、令和4年のお盆過ぎにHPは開設されたばかりでした。

 同様の理由で、西岡力会長とも相談したのですが、既存の拉致議連でやることも難しいだろうという結論となり、ゆえに「ブルーリボンを守る議員の会」が発足した次第です。会長の選任理由ですが、もともと拉致問題をやっていたこと、その場に議員が私しかいなかったためです。素直に会長を引き受けましたが、政府相手の裁判に関する議員署名ということを考えると、名誉なこととは思いましたが心中は穏やかとも言えませんでした。

※ 「もともと拉致問題をやっていた」とは、アニメめぐみ上映率100%であったり、令和3年の12月において、安倍元総理や各党代表などの前で地方行政と広報啓発のスピーチをさせて頂いた経緯があります。

【拉致問題】ブルーリボンバッジ着用率100%の自治体がうまれた理由、アニメめぐみ上映率100%~安倍元総理の前で報告【地方行政にできること】

 

 上記のような、当会の発足理由、この共同声明が誕生した理由について報告しました。北村先生は、うんうんと聞いてくれました。

 

 

安倍元総理の死~誰かの勇気になりたくて

 状況が一変しました。拉致問題に尽力して頂いていた第一人者でもある安倍元総理が凶弾に倒れます。誰もが悲しかった、私もです。そして西岡会長も本当につらそうな顔をしていました。

 一か月が経過しようとした頃、私は僭越ながら西岡会長に対して、はっきり言ってしまいました。

 安倍さんが亡くなって悲しい、私も悲しいです。拉致問題も停滞してしまうのではないか?と、そう顔に書いてます。家族会も不安でしょう、議員だって現実的にはそうなるんじゃないかって思ってますよ。

 そして北朝鮮だって、そう思ってるんだろうなって。
 悔しくないんですか?私は悔しい、悔しくてならない。

 そう思ってるかもしれないって思っただけで、私は悔しくてならなかった、って。

 西岡会長、貴方は指揮官ですよ!将の将たる責務として「立って戦え!」って言ってください。大将をやられて、泣いて鉄砲を投げ捨てるような兵隊ばかりじゃない。まだ立って戦えるやつはいる、仲間はいる。そんな御通夜みたいな、追悼の演説なんかじゃなくて、”やってくれ!”って言ってくださいよ!!!
 大変失礼ながら、後半はやや怒気も帯びた、そして悲痛な声だったような気がします。

 これは西岡会長の講演の前だったのですが、西岡会長がめっちゃ素晴らしい演説をしたのです。議員各員は、この共同声明に賛同してくれという趣旨の。その会場が、大阪拉致議連の総会の場だったのです。

 本当はHPまで作る予定もなかったのですが、西岡会長に言ってしまった手前、「やれるか?」という話になった際には、「あたぼうよ!」と答えてしまい、正直、元気になって欲しかった。誰かの勇気になりかかった。

 家族会にも、救う会にも、そして西岡会長にも。

 

 

北村先生、ゴールになってくれ。

 この共同声明は、法的になにかの効果を持つものではありません。けれども「これだけの議員がブルーリボンバッジを着用します」と宣言しているという、国民に向けた強いメッセージにはなります。拉致問題を風化させないという、強い覚悟を示すものです。よって、名を連ねるだけで効果を発揮するもの、ではあります。

 北村先生も、それは理解してくださいました。うんうんと頷いておりました。西岡会長のくだりのところは、ちょっとだけ、くすっと笑ったような気がします。あと、「ぐいぐい来るなぁ」と笑われました。「地方議員はこれぐらいじゃなきゃ、やってられませんよ、たいした職権ないんですから。」と返しました。

 とはいえ、何かゴールは欲しい。
 北村先生、ゴールになって頂けませんか?とお願いしました。

 

 下記は、HP公開後、1日で100名を超えた際の名簿です。手動でやっていたため、実は重複もあったり県ごとにソートすることも叶わず先着順というかなり乱暴な名簿の作り方でした。(いまは県ごとにブロック化を始めましたが、名簿掲載などに2~3日のお時間を頂いています。記入ミスを避けるため、いまも先着順に近い状況ですがご了承ください。)

 

 

もしも500議席になったならば。

 私は、「もしも、この共同宣言が、いまの100議席から500人に増えたならば。」「国の拉致議連が、ひとつのゴールになって欲しい」と、北村事務局長にお願いしました。いまの初期名簿を一旦は預かってほしい、二次提出として500人を集めてくる。

 古屋圭司・拉致議連会長に、北村事務局長の取り計らいで面会させて欲しいと伝えました。そして「(政府から)ブルーリボンバッジを外せなんていう、そんな行政権の発動はございません」と、何がしかの文書回答を国の拉致議連で取り付けてほしい。地方からの声を受けて、やって頂けないか?と要望しました。

 これは令和4年8月26日のことです。北村先生は、分かった、と言ってくれました。では「500名を集めてから日程調整を」と言われたのですが、「いーや、こういうのは早いほうがいい」「九月議会があるので、申し訳ありませんが休会日になるのですけれども、○日か○日か、または○日でどうでしょうか?」と日程調整まで始めてしまいました。

 そして、翌日において日程が決定し「令和4年9月8日」に古屋会長と面談するアポイントを組んで頂きました。北村先生は、”やれるのか?”という目で私を見た気はしますが、「こういうのはハードルが高いほうがいい」と恰好をつけてしまいました。のち、内心では半泣きになっておりました。

 こういうものは、言ったもの勝ちです。そして、少々、無理なハードルを提示しなければ、相手も無理は聞いてはくれません。

 

 

 そして、北村先生は共同声明に直筆で署名してくださいました。

 

 

 その日、議員会館を後にした直後の車内。
 文章にすると堅苦しいですが、私たちなりの思いを自由闊達に話しました。

 

 

果たして集まるのか?

正直、分からない。そんなことは、やってみないと分からない。

 

 

安倍元総理を守り切れなかった、政策だけは守りぬく!と奈良議員たちが組織的に動き始めました。

【奈良県】市長会・市議会議長会・町村議会議長会の全ての会長が賛同。今度こそ安倍さんの政策を守り抜く。

404 NOT FOUND | ブルーリボンを守る議員の会
拉致被害者救出のため強い覚悟をもつ。

 

広島は、総理を輩出したのはうちの県だから力を貸すといってくれました。

【広島】政府を動かす一助になるなら。広島市議会最大会派、全員賛同

【広島】政府を動かす一助になるなら。広島市議会最大会派、全員賛同
広島市議の山路英男と申します。  小坪議員とはウイグル問題の活動も含め仲良くさせて頂いております。広島の原爆の追悼式典が静謐の中で執り行えるよう政策活動もご一緒させて頂きました。  彼はいつも突拍子もないことを言い出し驚かされるのですが、も...

 

現場となった堺市は、自民・維新の議員団の全てが賛同してくれました。

【大阪】裁判官は、堺市民のバッジも、堺市議のブルーリボンバッジも取り外させました⇒自民堺市議団・維新堺市議団の全員が共同声明に賛同。

【大阪】裁判官は、堺市民のバッジも、堺市議のブルーリボンバッジも取り外させました⇒自民堺市議団・維新堺市議団の全員が共同声明に賛同。
堺市議の西川良平と申します。この度は、“拉致被害者救出のため強い覚悟をもってブルーリボンバッジを着用する共同声明”にご賛同頂いた先生に感謝の報告がございます。ご存知のように、裁判官がブルーリボンバッジを外せと命じ、結果として“ブルーリボン裁...

 

 

少しずつ声をかけあい、徐々に大きくなってきています。

 

 

オンラインからも賛同できます。

 じつは本共同声明は、厳密に言えば署名ではありません。特に提出先もございませんでした。ただ単に「私は着用する」という、それぞれの政治家の共同声明に過ぎません。よく見てみてみると、文章の中には”署名”という言葉はありません。紙媒体の用紙には下段の但し書きに用いておりますが、オンラインかも賛同が可能となっております。(なりすまし対策は、各議員のSNSアカウントを用いています。)

下記が、実際の共同声明であり、またオンラインでの賛同フォームになります。

 

拉致被害者救出のため強い覚悟をもってブルーリボンバッジを着用する共同声明(オンライン賛同フォーム)

 

 

 

 北村事務局長に、もう一言だけ言わせて頂きました。

 国会議員の中では、北村先生を最上段に書かせて頂きます。古屋会長がサインして頂いたならば、古屋先生を一番にさせてください。
 そのうえで、これは地方議員主導の共同声明です。そのため、地方議員を上段に書かせて頂きたい。ですから、この声明文は地方議員が上位に来ます。

 理由は、私たち地方議員のほうが、いくらかは無茶が効きますから。
政権与党とは、「政権」(行政)であり与「党」です。政党活動も無理はしにくいのが現実だと思います、と。もしも500の議員が集まったならば、それは国会に対する「外圧」になりえますか、と。

 

 私たちは、誰かの勇気になりたいと思ってこの活動を始めました。

 北村先生からは「君たちから、勇気をもらったよ」と言って頂けました。
 内心では、すごく嬉しかったです。
 けれども「北村事務局長も、勇気を与える側ですよ!」と恰好よく言い返してしまいました。
 颯爽と言ってしまいましたが、あてもなにもありませんでした。

 あとは頑張るしかない。
 誰かの勇気になりたい!という同志が集うことを信じる。

 

この記事を書いた人
行橋市議会議員 小坪慎也

行橋市議会議員。当選三期。
保守系ブロガーとして活躍、月間30万人(最大値)の訪問者数を誇る。
正論など保守系雑誌にて寄稿。(救う会福岡 副代表)

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